6,7月の内視鏡件数、当院の日帰り大腸ポリープ切除について

2015年07月29日

内視鏡件数
6月 胃カメラ 32件(経鼻16件)、大腸カメラ21件(ポリープ切除6件)、計53件
7月 胃カメラ28件(経鼻12件)、大腸カメラ25件(ポリープ切除7件)、計53件

6月、7月ともに初めて月50件をこえました!お陰様で土曜日の大腸カメラは人気があり、かなり先まで予約が入っていますので、ご希望の方は早めにご予約お願いします。

当院では大腸ポリープを日帰り手術で切除(検査してポリープがあったらその場で切除)していますが、すべてのポリープを闇雲に切除しているわけではありません。もちろん合併症の問題もありますが、内視鏡でよく観察して切除が必要なポリープのみ選んで切除しています。
皆さん、ポリープ=良性と思っていませんか?本当はそうではないのです。ポリープの中には、早期癌も隠れているし、切除する必要のないホクロのようなポリープもいるんです。切除が必要なポリープは、内視鏡切除が可能な早期癌、将来癌化する可能性がある大きな腺腫、そして最近ではSSA/P(sessile serrated adenoma/polyp;鋸歯状病変)というややこしいポリープがあります。小さい腺腫やSSA/P以外の過形成性ポリープ(ホクロみたいなやつ)は癌化する可能性が極めて低いので、経過観察が可能です。

この2か月間だけで大腸ポリープと診断された患者様は21名もいらっしゃいましたが、そのうちポリープを切除したのは13名です。13名の病理診断結果は、粘膜内癌 1例、腺腫 8例、SSA/P 4例、SSA/P以外の過形成性ポリープ(1ommと大きく、切除を希望されました) 1例(重複例含む)でした。つまり、13例中12例が病理学的にも適切なポリープ切除だったことを示しています。もちろん合併症や病変の取り残しはありませんでした。

私たち消化器内視鏡専門医は、苦しくない挿入技術はもちろんですが、詳細な内視鏡診断によって病理組織診断をある程度予測し、過不足のない治療により安全かつ質の高い内視鏡治療も要求されます。それには抜け目のない通常内視鏡観察と、NBI(Narrow Band Image;狭帯域光)観察による緻密な画像強調観察の豊富な経験が必要です。

当院では経験ある消化器専門医がすべての内視鏡検査・治療を責任を持って担当し、今後も質の高い検査と治療を提供することで地域医療に貢献していきたいと思っております。

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